Amazonプライムビデオで8/3より「有吉弘行の脱ぬるま湯大作戦」が配信開始していたので、
第4話まで観てみました。感想をつらつらと書きます。
ひたすらバカバカしい内容。だけど面白いよね
内容はいったってシンプルで、有吉さんが最近体を張った仕事が少ないとの本人の発言を受けて、
有吉さんのもとに招集されたメンバー(春日俊彰、カンニング竹山、小峠英二、鈴木拓、田中卓志、山崎弘也)
とひたすらに体を張らせる企画を用意するというコンセプトです。
新しさはない
正直なところ企画内容に目新しさはなく、
落とし穴や裸・爆発・臭いものや、熱湯など古典的なリアクションものを芸人さんに挑戦させ、
あらゆる課題にクリアしていくとステージが進め、最終的にゴールできるのかというものです。
企画内容に関して、新しさは現状まったくないですが、
Amazonの資金力(超巨大ウォータースライダーやヘリコプター)がふんだんにアピールされ、
昔みていたような古典的なTV番組が巨大予算で再現されているといった感じです。
新しさはないけど面白い。なんで?
当初、僕自身もまったくこの番組に期待しておらず、
暇つぶしに見ていたのですが、やっぱり見てみると面白かったです。
なんでこんなにくだらないのに面白いのだろうと考えてみると、
参加している芸人さんたちの面白さがこの番組の面白さの98%ぐらいを占めているんですよね。
有吉さんを筆頭に参加メンバー(春日俊彰、カンニング竹山、小峠英二、鈴木拓、田中卓志、山崎弘也)をみるとわかるように、このメンバーが集まれば企画なんかはどうでも良くて、なんでも面白くなるんだと感じました。
地上波でみれないって何?
なので、見てもらえば分かる通りこの番組は芸人さんの力によってかなり笑えます。
でも僕はみていて思いました。
もうあんまりこういうの求めてないかも・・・
ドキュメンタル・戦闘車・ガリキュラなど地上波ではできないギリギリの攻めた企画を、
大金かけてやってまっせ!!というAmazonの強気かつ自信に満ちた番組作り。
実際「有吉弘行の脱ぬるま湯大作戦」でも、メイキングでは芸人さんたちが、
「この番組がいかに凄いか」「どのくらい他のTV番組と違うか」を語っているのが使われている(言わされている)。
でも、地上波でもうみれないこのバカバカしいリアクション系番組を、
僕はわざわざAmazonで見たいとは正直思いません。
だって、人が痛がったり苦しんだりあるいは馬鹿にされている姿が面白いとされるTV番組はもう地上波でもあまり求められていないから、地上波でも姿を消していると思うのです。
TV業界は何かとコンプライアンスや視聴者のせいにして、「TVは厳しくなった」といいますが、
もうそんなTV番組自体を多くの視聴者は求めていないと思うのです。
だから、そんな番組とAmazonで出会ってもなんだか微妙な気持ちになります。
おそらく僕がAmazonに求めているのは、往年のTV番組の再現や延長ではなく、
Amazonにしかできない全く新しい番組だからです。