「映画の仕事につきたい」という夢を持って、映画業界へ就職・転職したい人は多いと思いますが、
求人サイトを探しても映画業界の求人は少ない、、どうやって映画業界に入ればいいのだろうと
思う方に映画業界への就職方法を紹介します。
また今回は映画製作業界ではなく、映画配給や宣伝などへの就職方法への紹介となります。
映画業界就職への近道
映画業界への就職するためには、
「急がば回れ」です。
映画業界の配給・宣伝業務は主として映画配給会社が行っています。
多くの人は映画配給会社へすぐに就職しようとしますが、
未経験者の映画配給会社への就職はゲキムズです。
(新卒でも入ることは大変です)
だた、映画業界は配給会社だけではなく、
宣伝を行う映画宣伝会社や広告代理店・映画館など様々な会社の協力で成り立っています。
もし映画配給会社へ就職を目指すなら、そんな映画配給会社以外の関連会社へ就職を目指すことをおすすめします。
というのも映画配給会社は配給宣伝業務を行っていますが、
映画宣伝の業務は多岐に渡り、様々な宣伝会社と一緒に行っていることがほとんどで、
実際の映画宣伝業務は各宣伝会社や広告代理店などが行っていることも多いです。
また、映画業界は閉ざされた業界ではありますが、
一度入って経験を詰めれば、経験者として映画配給会社へ就職できることも多いです。
そこでまずは、「映画配給会社」への就職を目指すのでなく、
関連した映画会社を探して見ましょう。

でも、映画配給会社以外の映画会社ってどんな仕事があって、どんな仕事をしているかわからない・・。

安心してください。今回の記事ではそんな映画に関連した会社への就職方法なども紹介します。
映画業界の職種紹介
映画配給会社を含め、映画配給・宣伝に関連した会社を紹介します。
★☆☆☆☆ 未経験者就職が比較的簡単
★★★☆☆ 未経験者の就職は過去の経験など場合によっては可能
★★★★★ 未経験者の就職は難しい
映画配給会社
映画配給会社は映画の配給・宣伝を行っている、
映画配給・宣伝業務における中心の会社です。
映画配給会社の種類
大小様々な配給会社が存在しますが、
大手でいうと「東宝」や「松竹」「ディズニー」「ワーナー・ブラザースジャパン」など。
中小でいうと「アスミック・エース」や「キノフィルムズ」など
様々な会社はWikipedia上でも確認可能なのでチェックしてみましょう。
映画配給会社の業務内容
基本的には、映画配給会社が主体として映画の配給や各種映画の宣伝などを行っていますが、
人手は圧倒的に足りていないことが多く、映画宣伝会社や広告代理店などに仕事を発注していることが多いです。
またハリウッドメジャー系の配給会社では、本国アメリカとのやり取りも多く、
ハリウッドからの意向もプレッシャーも強いです。
・映画配給業務(映画館への営業や調整など)
・映画製作業務(映画の製作を行う。専門業務でクリエイティブな仕事)
・映画宣伝業務(映画館に足を運んでもらうための、宣伝業務(各種パブリシティなど))
映画配給会社の就職難易度★★★★★
映画配給会社への就職は非常に難しいです。特に未経験者からの就職は非常に難しいです。
映画業界は人手不足かつ経験が物を言うので、未経験者を教育している時間もないというのが現状です。
大手配給会社は新卒募集もありますが、狭き問かつ、
入社できたとしても映画配給部門に着くことができるかもわかりません。
なので、映画配給会社へ就職ルートとしては、
・映画宣伝業務を宣伝会社や広告代理店で経験し→映画配給会社へ就職
・映画館での経験→映画配給会社への就職
・他の映画配給会社→映画配給会社へ就職
などがあります。映画業界で経験を積んで入れる可能性が高いです。
映画宣伝会社や広告代理店
映画宣伝会社や広告代理店は、映画配給会社から仕事の発注を受け、
映画宣伝業務を行う会社です。
映画宣伝会社や広告代理店の種類
大きいところで言えば、電通や博報堂などの広告代理店でも配給会社と一緒に映画の宣伝を行っていることもあります。
また、映画のパブリシティを専門に請け負う会社や、映画のweb宣伝を請け負う会社、宣伝プロデューサーがフリーランスで行っているなど、
映画の宣伝を請け負う会社は大小様々な会社があります。
特に映画宣伝を専門に請け負っている会社などは、小さな会社が多いですが、イケダ
映画配給会社と密接に関わっていることが多いです。
映画宣伝会社や広告代理店の業務内容
映画配給会社から発注を受け、映画宣伝業務を行っています。
映画宣伝にも様々な仕事がありますが、
パブリシティ・WEBサイト制作・WEB広告・SNS・雑誌・タイアップなど様々な種類の宣伝を
得意な会社が分担して請け負うことが多いです。
特にSNSやWEBマーケティングなどは昨今の状況でも注目されており、
活発な部分です。
映画宣伝会社や広告代理店の就職難易度★★★☆☆
前述の通り映画宣伝会社や広告代理店の業務は多岐に渡ります。
映画業界未経験でも就職することは可能です。
例えばWEBサイト制作の経験があれば映画の公式サイトを制作を任せられることもありますし、
SNSマーケティングの経験があれば、映画公式SNSの運用を任せられることがあります。
ポイントはこの場合、映画業界の経験は問わず関連した職種の経験が重要ということです。
また全くの未経験の場合でもアルバイトや契約社員でスタートできる会社も存在します。
映画館
映画館は、大手シネコンやミニシアターなど多岐に渡ります。
映画館の種類
映画館はTOHOシネマズ・イオンシネマなどの大手シネコンから都心のミニシアターなど、
大小問わず存在しています。
大手シネコンは働く人数も多く、アルバイト雇用が主で学生バイトなども多いです。
映画館の業務内容
映画館では、支配人やマネージャー・チケットもぎり・コンセッションなど、
映画館運営に携わります。
ただ、昨今は映画館のデジタル化に伴い(チケットの券売機販売やデジタル上映)
人員は削減傾向です。
また映像チェックなどもあり、業務は深夜に渡り残業時間なども多いことがあります。
映画館の就職難易度★☆☆☆☆
映画館への就職はアルバイトなどからであれば比較的容易です。
またマネージャーなどへも、未経験から就職も可能ですが、
勤務時間も長いことが多く大変な業務です。
映画館から映画配給会社へのステップアップも可能なようですが、
映画館の業務が苦手な場合は、遠回りになってしまうこともあるので、
覚悟は必要です。
また大手シネコンの場合働く人数も多く、映画配給会社との関わりを持つには、
時間がかかることも多いです。
最後に。映画関連求人の探し方
ご紹介したとおり、未経験から映画配給会社などへ就職を目指す場合、
直接映画配給会社を目指すのではなく、映画宣伝会社や映画館・広告代理店など
関連会社で経験を積むことをおすすめします。
求人を探すのも大変かと思いますが、文化通信の求人情報や各種映画会社の採用ページを
こまめにチェックすることをおすすめします。
またクリエイティブやマスコミ業界などへの就職は、
マスメディアンもおすすめします。

大変な仕事ではありますが、自分の好きな仕事を叶えるために是非挑戦してみてください!
映画業界を目指すために読んだ本